商品の成り立ち 季節ういろ

伝統を継ぎ、進化を重ねて生まれ変わった「季節ういろ」

素材や技術を見直す改革を重ね、蓄積された技術や経験をさらに磨き上げるリニューアルの流れの中で、新しい「季節ういろ」は誕生しました。

季節ういろ
季節ういろの包装紙

大須ういろでは、伝統の味を守りながらも、素材や技術を見直す改革を重ねてきました。改革を始めてから時を経て、蓄積された技術や経験をさらに磨き上げるリニューアルの流れの中で、新しい「季節ういろ」は誕生しました。今回のリニューアルでは、技術の向上とともに、素材の選び方や組み合わせに一層のこだわりを注いでいます。春夏秋冬それぞれの季節の恵みを存分に生かし、もちもちとした食感とともに四季折々の風味を楽しんでいただけるよう仕上げています。

和菓子としての季節感を大切にし、春にはさくらういろとよもぎういろ、それぞれないろを重ね合わせ、さくら餅ういろ・よもぎ餅ういろとして二層仕立てに。夏は甘夏やマンゴーのジューシーさを閉じ込め、爽やかな夏らしさを演出しました。秋にはさつま芋ういろと栗ないろを組み合わせ、ほくほくとした秋の味覚を堪能できる仕上がりに。そして冬は濃い抹茶ういろと柚子ういろを取り入れ、濃厚な抹茶と爽やかな柚子の香りが広がる、心温まる冬のおやつを目指しています。季節ごとに素材本来の風味を引き出し、どこか懐かしく、心を和ませる味わいを追求しました。

季節ういろ

一方で課題となったのは、「既に親しまれてきた季節ういろをどう新しく見せるか」でした。定番の四角い箱にとどまらず、少し変形させた形状により、箱を開けるときのワクワク感を大切に。柄には馴染み深いギンガムチェックやストライプ、水玉などを採用し、柄の大きさや配色で新鮮さを表現しました。日常にある模様を新しく見せる工夫は、伝統を守りながら進化するういろの姿とも重なります。さらに箱の内部には効果的な色を配し、開けた瞬間に季節感を感じてもらえるデザインに仕上げました。懐かしさの中に意外性を持たせることで、手に取った瞬間から季節の楽しさを感じてもらえる工夫を凝らしています。

素材へのこだわりともちもちとした食感、四季折々の恵みを融合させた「季節ういろ」は、昔ながらの温もりと新しい感覚を両立させた一品として、これからも皆さまに四季折々の楽しみをお届けしていきます。

季節ういろ

季節ういろ

季節ういろ

主原材料
砂糖、米粉、桜葉、蓬、甘夏、マンゴー、さつま芋、栗、抹茶、柚子(味により異なります)
賞味期限
3週間
保存方法
直射日光を避け、常温にて保存。冷蔵庫には入れないでください。
特定原材料
なし

その他の商品の成り立ち

導き出した、新しい形

初 うい

創業当時の想いをたどり、ういろの根幹はそのままに、今あるべきかたちを表現しました。米粉の風味を大切にしたグルテンフリーの生ういろです。

佇まいの美しさを探究。
定番だからこそさらに進化を

棹ういろ

棹タイプの「ういろ」を、リニューアルした後も検討を重ね、内も外もグレードアップ。 “切れている”ういろとして、角まで美しい形に更新しました。

「ういろ」から「ウイロ」へ。デザインの力で既成概念を変革

ウイロバー

「ウイロバー」は見た目も食べ方も従来のういろとは一線を画すものです。ういろに「デザイン」を取り入れたことで、関心のなかった世代を呼び込む契機になりました。

人気商品を超えるために、さらなるデザイン性を追求

ういろモナカ

個包装した「ういろ」「餡」「最中種」を、お客様の手で挟んで完成させる一品。ヒット商品以上のデザイン性を実現するため試行錯誤を重ね、生まれました。

現代の食生活に合わせた個包装への挑戦

ひと口ういろ

少しずつ多様な味を楽しみたいというニーズに応える、ひと口サイズのういろ。開発の裏には、フィルムが「まっすぐに切れる」までの葛藤がありました。

「お米の蒸し菓子」の
手づくり体験を商品化

ういろのこな

お湯を加え、混ぜ、蒸し、冷蔵庫へ。ご家庭でういろを手づくりできる「ういろのこな」。 米由来の蒸し菓子ならではの特徴と魅力を知ってほしいという思いから生まれました。