商品の成り立ち ウイロバー
「ういろ」から「ウイロ」へ。デザインの力で既成概念を変革
「ウイロバー」は見た目も食べ方も従来のういろとは一線を画すものです。ういろに「デザイン」を取り入れたことで、関心のなかった世代を呼び込む契機になりました。
ういろは長く愛される一方、切りにくい、食べにくい、という声がありました。名古屋土産の定番ながら、ファンの年齢層が高く、ご自身では召し上がらない方が多いのも、私たちにとって悩みでした。
興味のない人にも、見て知って体感してほしい。その想いで挑戦したのが、ういろに「デザイン」を取り入れることでした。大きさは、従来の棹のサイズではなく、食べやすいひと口サイズに。形は、バーを付けることで持ちやすく、アイスキャンディーのような可愛いビジュアルにしました。
目に留め、足を止めていただけるよう、パッケージで訴求したのは、「懐かしさと新しさ」です。商品名の表記は、平仮名、カタカナ、アルファベットの様々な組み合わせを試し、ういろに馴染みつつ新鮮さも感じられる「ウイロバー」を選びました。パッケージの素材はクラフト紙に。売り場に並んだ時に、レトロな雰囲気ながらどこかモダンな印象を与えたいと考えたからです。ちょっとした違和感を演出することで、手に取ってもらうデザインを試みました。
発売されるや、InstagramなどSNSで「おしゃれで可愛い」「美味しい」と若い世代の方たちが発信。瞬く間に話題となり、以前とは異なる層の方々にも楽しんでいただくようになりました。幅広い世代に着実に浸透しつつあります。
ウイロバー
- 主原材料
- 砂糖、米粉、桜葉、抹茶、黒糖、小豆、他。(味により異なります)
- 賞味期限
- 30日
- 保存方法
- 直射日光を避け常温にて保存頂き、冷蔵庫には入れないで下さい。
- 特定原材料
- ないろには小麦を使用。
その他の商品の成り立ち
導き出した、新しい形
初 うい
創業当時の想いをたどり、ういろの根幹はそのままに、今あるべきかたちを表現しました。米粉の風味を大切にしたグルテンフリーの生ういろです。
人気商品を超えるために、さらなるデザイン性を追求
ういろモナカ
個包装した「ういろ」「餡」「最中種」を、お客様の手で挟んで完成させる一品。ヒット商品以上のデザイン性を実現するため試行錯誤を重ね、生まれました。
現代の食生活に合わせた個包装への挑戦
ひと口ういろ
少しずつ多様な味を楽しみたいというニーズに応える、ひと口サイズのういろ。開発の裏には、フィルムが「まっすぐに切れる」までの葛藤がありました。
佇まいの美しさを探究。
定番だからこそさらに進化を
棹ういろ
棹タイプの「ういろ」を、リニューアルした後も検討を重ね、内も外もグレードアップ。 “切れている”ういろとして、角まで美しい形に更新しました。
「お米の蒸し菓子」の
手づくり体験を商品化
ういろのこな
お湯を加え、混ぜ、蒸し、冷蔵庫へ。ご家庭でういろを手づくりできる「ういろのこな」。 米由来の蒸し菓子ならではの特徴と魅力を知ってほしいという思いから生まれました。