商品の成り立ち ういろモナカ

人気商品を超えるために、さらなるデザイン性を追求

個包装した「ういろ」「餡」「最中種」を、お客様の手で挟んで完成させる一品。ヒット商品以上のデザイン性を実現するため試行錯誤を重ね、生まれました。

ういろモナカ
ういろモナカの包装紙

「ういろモナカ」が生まれたきっかけは、「ウイロバー」の想定以上の人気です。「ウイロバー」は、手作業が多いため大量生産はできず、欠品が発生してしまいました。手を酷使して腱鞘炎になる職人もいました。工場から「ウイロバーのような人気商品を作ってほしい」という声があがり、開発に着手したのです。

解決の糸口は、偶然いただいた和菓子の「最中」でした。「ういろを餡と一緒に挟むとよいのでは」という発想から試作し、美味しさを確信。生産効率の面もクリアし、職人の手への負担を軽減できることも確かめました。

ういろと最中の組み合わせの発想そのものは特別斬新とはいえないため、課題はいかに手に取ってもらうかです。既に馴染みのあるういろや最中でありながら、新しさを感じる「違和感」を打ち出したいと考えました。商品名については、すべて平仮名にすると印象を残せないと判断。「ういろ」と「もなか」それぞれに平仮名、カタカナ、漢字を当てはめ、程良い引っかかりを感じる「ういろモナカ」に決定しました。

パッケージは、一般的な四角い箱を避けたいと、丸、三角柱、円柱などを考案します。しかし、売り場では陳列するため積み上げなくてはなりません。検討を重ね、効率的に置くことのできる八角柱にたどり着きました。

詰め合わせの外箱も制作しました。ただ、外箱の「正面」から、商品名は分かりません。分からないからこそ、立ち止まり、手に取って見てくれるのではないか。そう考えて敢えて正面を外し、側面などに名称を印字しています。

発売後、SNSでは中身が別々に入っていることへの意外性が話題になりました。モナカの「完成形」が入っていると予想したお客様が多かったようで、意図しない面白さで広がっていきました。

「味わう」はもちろん、「作る」体験をできる「ういろモナカ」は、ういろの新しい楽しみ方や付加価値を提供しています。

ういろモナカ

ういろモナカ

主原材料
砂糖、米粉、小豆、桜葉、抹茶、他。(味により異なります)
賞味期限
30日
保存方法
直射日光を避け常温にて保存頂き、冷蔵庫には入れないで下さい。
特定原材料
なし

その他の商品の成り立ち

導き出した、新しい形

初 うい

創業当時の想いをたどり、ういろの根幹はそのままに、今あるべきかたちを表現しました。米粉の風味を大切にしたグルテンフリーの生ういろです。

「ういろ」から「ウイロ」へ。デザインの力で既成概念を変革

ウイロバー

「ウイロバー」は見た目も食べ方も従来のういろとは一線を画すものです。ういろに「デザイン」を取り入れたことで、関心のなかった世代を呼び込む契機になりました。

現代の食生活に合わせた個包装への挑戦

ひと口ういろ

少しずつ多様な味を楽しみたいというニーズに応える、ひと口サイズのういろ。開発の裏には、フィルムが「まっすぐに切れる」までの葛藤がありました。

佇まいの美しさを探究。
定番だからこそさらに進化を

棹ういろ

棹タイプの「ういろ」を、リニューアルした後も検討を重ね、内も外もグレードアップ。 “切れている”ういろとして、角まで美しい形に更新しました。

時代に合った商品設計を、一体となって粘り強く推進

季節ういろ

四季折々の味覚を提案する「季節ういろ」。発売開始から歳月が経ち、売れ行きが膠着していた要因を見つめ直し、再生を果たしました。  

「お米の蒸し菓子」の
手づくり体験を商品化

ういろのこな

お湯を加え、混ぜ、蒸し、冷蔵庫へ。ご家庭でういろを手づくりできる「ういろのこな」。 米由来の蒸し菓子ならではの特徴と魅力を知ってほしいという思いから生まれました。